ABC理論

2011年08月23日

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こんにちは〜♪

「ABC理論」という言葉を聞いたことがありますか・・・

私は、先日コーチングフォローアップ研修にて初めて知りました。

ものすごく、お勉強になったので、ご紹介させて頂きますね。

野口嘉則さんのコーチングでEQを高めるアプローチ法(1)より抜粋

ダニエル・ゴールマンによると、優れたリーダーの共通点は「EQが高い」
ことです。
彼の著書「EQリーダーシップ」(日本経済新聞社)には、EQの高いCEO
の方がそうでないCEOよりも業績を上げている、という調査結果も紹介さ
れています。

このEQの向上は、コーチングにおいても、しばしばテーマとして取り上
げられます。


ある会社の営業マネージャーをされているTさんにコーチングを始めた時、
Tさんから次のような話を聞きました。

Tさん「私の欠点は、すぐ部下に腹を立ててしまうことです。部下が結果
を出せない時にも、腹が立ちます。部下が生意気な態度をとった
りすると、カッとなって怒鳴りつけてしまいます。もっと寛大な
上司になって、しっかり部下の話を聞けたらいいと思うのですが、
どうしても感情をぶつけてしまうのです。」

Tさんは、「上から怒鳴りつけるやり方よりも、尊重心を持って接する方
が、部下のモチベーションも上がるし、信頼関係も築ける」と思っていな
がら、感情的になって部下を怒鳴ってしまう自分を変えることができない
でいたようです。

「感情のコントロール」は、EQの重要な要素の一つです。

このような問題を解決するためのEQ的なアプローチとして、とても有効
な方法が2つあります。

1つは、Tさん自身の中にある根本的原因を解決していく方法。
もう1つは、感情の健全な表現方法をスキルとして覚えて使っていく方法
です。

この両方からアプローチしていくとよいのですが、今回は前者の方法を紹
介します。

ではまず、Tさん自身の中にある根本的原因を見ていきましょう。

アルバートエリス博士のABC理論というのがあります。
ABCとは、次のことを指します。

A=Affairs(Activating Event)=出来事
B=Belief(ビリーフ)=思い込み、信じ込み
C=Consequence=結果、結果として起きる感情や行動

まず、出来事(A)として「部下が結果を出さない」とか「部下がTさん
に反発的な態度をとる」という出来事があったとします。
その結果(C)、Tさんが腹を立てたり、怒鳴りつけるという行動に出た
とします。

結果として起きた「感情(=腹立ち、怒り)」や「行動(=怒鳴る)」の原
因は何だと思いますか?

Tさんは、「原因は、部下が結果を出さないことです」とか「部下が生意
気な態度を取るから、私は腹が立つのです」と言うかもしれません。

しかし、Tさんの感情や行動の本当の原因は、それらの出来事ではないの
です。
同じ出来事に出会っても、腹を立てない上司もいるのです。

その出来事に対する、Tさんの「受けとめ方」「考え方」こそが、Tさん
の感情や行動を作っているのです。
そして、Tさんの「受けとめ方」「考え方」を作り出しているのが、Tさ
んのビリーフ(思い込み、信じ込み)なのです。

出来事(A)を、自分のビリーフ(B)というフィルターを通して受けと
めた結果、自分特有の感情や行動パターン(C)が起きるのです。
これがABC理論です。

わかりやすい例でビリーフについて考えてみましょう。
ある主婦Aさんの例です。

Aさんは、ある朝ゴミを出しに行きました。
そこで、ご近所の奥さん(Bさん)に会ったので、「おはようございます」
と挨拶をしました。
ところが、そのBさんは、Aさんを無視して、不機嫌な顔で去っていった
のです。

Aさんは非常に不安になりました。「どうしよう!私、嫌われてるんだ!」
Aさんは、その日1日過剰な不安とともに過ごしました。

そして翌朝、Aさんはゴミを出しに行けませんでした。
「また、Bさんに会ったらどうしよう!」と考えると、行けなかったので
す。

ここで、Aさんの感情(過剰な不安)や行動(ゴミを出しに行けない)を作
ったのは、近所の奥さん(Bさん)でもないし、その奥さんに無視された
という出来事でもないのです。
その出来事に対する、Aさんの受けとめ方が作ったのです。
そして、Aさんの受けとめ方の素になっているのが、Aさんのビリーフ
(信じ込み)なのです。

Aさんのビリーフを探った結果、一つのビリーフが見つかりました。
Aさんは、「人に好かれねばならない」と信じていたのです。
このビリーフは、「人に嫌われるべきでない」と言い換える事もできます。

「人に好かれねばならない(人に嫌われるべきでない)」と信じていたの
で、「人に無視される(人に嫌われる)」という現実に直面した時に、過
剰に不安になってしまったたわけです。

このように、Aさんの持っていた「人に好かれねばならない」というビリ
ーフは、人生で起こりうるいろいろな現実に対応できないことが分かりま
す。
客観的に「人に好かれねばならない」という文章を読むと、その内容が現
実的でないし、理にかなってないことも分かります。
このような非現実的で非合理的な思い込み(ビリーフ)のことを、アルバ
ート・エリスは「非合理的ビリーフ」と呼びました。

逆に、健全なビリーフ(合理的ビリーフ)は、「人に好かれるにこしたこ
とはない」という文章になります。
どこか、曖昧さ(ファジーさ)があって、融通が利くのです。
この合理的なビリーフを持っている人であれば、「人に好かれるにこした
ことはないけど、あら残念、Bさんには嫌われたのかもしれないなー」と
その場で健全にがっかりしたり、悲しい気持ちにはなりますが、1日じゅ
う過剰な不安に襲われることもないし、翌日ゴミを出しにいけなくもなり
ません。

「べき」や「ねばならない」という信じ方(ビリーフ)こそが非合理的ビ
リーフで、人生での悩みや問題などを作り出します。

人生では思い通りにならない事や人にたくさん出会いますが、それに対し
て「~であるべき」で解釈しようとすると、パニックしたり、怒りを抑え
きれなかったり、過剰に落ち込んだりする結果になってしまいます。

以下に、「  」で挙げるのは、典型的な非合理的ビリーフです。
そのビリーフを持っていると、その下(→)に書いてあるような結果になり
やすいのです。

・「相手を不機嫌にするべきでない」
→いつも相手の機嫌を優先して、自分が我慢をしてしまう。
NOを言えない。断れない。(ノンアサーティブな生き方)

・「失敗すべきではない」
→失敗を恐れて行動ができない。したがって、成功することもない。

・「私の配偶者は、私の生き方を理解するべきだ」
→いつも配偶者に腹が立つ。なぜなら、実際の配偶者は、そうではな
いことが多いから。

・「子どもは親に対して従順であるべきだ」
→いつも子どもに腹が立つ。子どもの反抗が許せない。

・「部下は上司の期待に応えねばならない」
→自分の部下が期待に応えないときは腹が立つ。
また、自分の上司に対しては、期待に応えようと必死になる。上司
の期待に応えられなかった時は、過剰に落ち込む。

これらの非合理的ビリーフを合理的なビリーフに書き換えることで、感情
のコントロールが楽にできるようになり、より主体的な行動が取れるよう
になります。
つまり、EQが格段に高まるのです。

ビリーフを書き換える心理手法としては、アルバート・エリス博士が開発し
た「論理療法」の他、アーロン・ベック博士の「認知療法」、それから、
交流分析(TA)の中の「再決断療法」などが効果的です。

今回は、論理療法の本を2冊紹介します。

「負けない自分」をつくる心理学―自分の中にある“本物の強さ”を引き出す法!

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「自己発見」の心理学